高知県東部の室戸市吉良川町西山台地で作られている土佐金時芋。西山台地は、赤土で水はけが良くほくほくの美味しい芋ができるという恵まれた環境。
太平洋から吹き上げる黒潮の潮風を受けて育った土佐金時芋は、良質の食物繊維やビタミンをたっぷり含んでいます。よく知られている徳島県のブランド芋「鳴門金時芋」の種芋は、この「土佐金時芋」なんだそう。
鮮やかな紅色の皮と淡い黄金色の果肉が特長の土佐金時芋は、しっとりとした口当たりの後に、自然な優しい甘みとほくほくもっちりの食感が自慢の逸品です。焼き芋や天ぷら、炊き込みご飯、スイートポテトなど、色々な調理方法でお楽しみください。
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高知県室戸市吉良川町 植野さん
安芸市から海岸沿いの道を東へ車で走ること30分、そこからすぐ左に見える山を登って行き、しばらくすると道が開けてきて台地の上まで登ってくると、広がる景色はまるで空中に浮かぶ島から見下ろすような絶景。山の下には太平洋が広がり、気持ちのいい風が吹き抜けています。
ここが甘くてホクホクの芋が育つという土地、室戸市吉良川町西山台地。私たちは、この場所で長年おいしい芋や野菜を作っている植野さんに会いに来たのです。到着してすぐに「いらっしゃい」と蜜芋の焼き芋をごちそうしてくれました。割ってみると中身はハチミツのようにきれいな黄金色。そして、驚くことにその味までハチミツのように甘く、あまりのおいしさにペロリと完食してしまうほど。その後、畑まで案内していただきお話を伺いました。
植野さんは、47年前(H24年現在)からこの土地で金時芋や、ダイコン、ショウガなどをご家族で生産しています。地元では「根菜類なら西山台地」とよく知られていますが、なぜ、この土地が芋作りに適しているのかを伺うと、「海から吹き上げる潮風と、水はけのいいサラサラの赤土のおかげで甘い芋になるがよ」と教えてくれました。また、消毒の変わりに室戸の海洋深層水を葉面に散布して虫よけにするなど安全面にも気を使っているとのこと。
しかし、山の中ならではの迷惑な訪問者も。甘い金時芋を狙うシカやイノシシの被害が後を絶たないことから、畑のまわりには電流柵を張って対策をしているそうです。「シカも食べたい甘い芋ですね」と言うと、「そうやね」とうなずき、笑顔の絶えない植野さん。「これまでは、主に地元の市場などに出荷していましたが、土佐のあさいち便を通して県外でも自分の作ったものを食べてもらえるのは本当にうれしい。これからは、生産量を増やすよりも、より質の高いものを食べてもらいたい」と、話してくださった植野さんの笑顔と甘くてやさしいお芋の味、西山台地から見るきれいな夕焼けが印象的な一日になりました。
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